『コンピュータシステムの理論と実装』を始めた

『コンピュータシステムの理論と実装 - モダンなコンピュータの作り方』を始めた。

コンピュータシステムの理論と実装
コンピュータを理解するための最善の方法はゼロからコンピュータを作ることです。コンピュータの構成要素は、ハードウェア、ソフトウェア、コンパイラ、OSに大別できます。本書では、これらコンピュータの構成要素をひとつずつ組み立てます。具体的には、NANDという電子素子からスタートし、論理ゲート、加算器、CPUを設計します。そして、オペレーティングシステム、コンパイラ、バーチャルマシンなどを実装しコンピュータを完成させて、最後にその上でアプリケーション(テトリスなど)を動作させます。実行環境はJava(Mac、Windows、Linuxで動作)。 ● 本書のサポートサイト ● 本書で使用するツール「Nand2tetris Software Suite」 ● 「Nand2tetris Software Suite」のチュートリアル
本書では、これらコンピュータの構成要素をひとつずつ組み立てます。具体的には、NANDという電子素子からスタートし、論理ゲート、加算器、CPUを設計します。そして、オペレーティングシステム、コンパイラ、バーチャルマシンなどを実装しコンピュータを完成させて、最後にその上でアプリケーション(テトリスなど)を動作させます。

"NAND to Tetris" と呼ばれている本。HDL で NAND だけを使って論理ゲートを書くところからはじめて、最終的に GUI でテトリスを作るコンピュータの教科書。OS 作る本、CPU 作る本、コンパイラ作る本、いろいろある「勢いで買ったけど積んじゃう系の本」のひとつだと思う。多くの人がきっと買っただけ or 途中で挫折しているのではないだろうか。私も 2020 年に購入していたけど積んであった。

最近は仕事以外でほとんど技術的なことをしてない気がして、こういうものに気長に取り組むのもいいな~と思って再挑戦。一年くらいかけてできればいいなと思ってるが、はたしてどれくらいで終わるのだろうか。

かなりボリュームがあって、特に後半が難しいみたいで挫折要素満載だけど、今の自分ならやりきれる気がする。ここ数年で物事を継続する能力がかなり高くなったし、やりきるために自分と環境をコントロールするスキルも身につけた(まだジム通いも続いてるし)。

2021年に原著で第2版が出たらしく、2024年の年末には日本語訳も出ていた。ありがたや~。第1版と比べて構成も分かりやすくなって、各種シミュレーターも Web 上で構築されててモダンな感じ。Web でできるからローカルに保存する必要はないんだけど、ちゃんとやったんだよという記録を残していくために public repository に作業を残しておくことにした。

GitHub - hshiozawa/nand2tetris
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今は Not, And, Or, Xor, Mux, Demux の論理ゲート作った。テトリスまで先は長い。

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『1984年』ジョージ・オーウェル著

ジョージ・オーウェルの『1984年』を読みました。 一九八四年 (ハヤカワepi文庫) | ジョージ・オーウェル, 高橋 和久, 高橋和久 | 英米の小説・文芸 | Kindleストア | AmazonAmazonでジョージ・オーウェル, 高橋 和久, 高橋和久の一九八四年 (ハヤカワepi文庫)。アマゾンならポイント還元本が多数。一度購入いただいた電子書籍は、KindleおよびFire端末、スマートフォンやタブレットなど、様々な端末でもお楽しみいただけます。Amazonフォロー 特に紹介するまでもない有名な本だからあらすじとかそういうのは書かなくていいかな。海外では『読んだことないけど読んだふりして語る本』の第一位らしい。だから、意外とみんな実際に読んだことはないのかもしれない。それでも、“BIG BROTHER IS WATCHING YOU” とか、“WAR IS PEACE” はよくオマージュされてるし、有名なのはたぶん間違いない。 大学生活の終わりのころ、ハヤカワから出てる旧訳を読んで感銘(?)を受けたけど記憶も薄れてきて、新訳もたくさん出てたからもう一度手に取った。訳

『スタッフエンジニアの道』Tanya Reilly 著

『スタッフエンジニアへの道』を読んだ。 スタッフエンジニアの道キャリアアップを目指すシニアソフトウェアエンジニアには、2つの異なる道があります。一つは、管理職への道。マネジメントスキルを磨き、チームや組織を導く道です。この道については、多くの研究がなされ、スキルを向上させるための書籍も数多く存在します。もう一つは、技術専門職の道。エンジニアリングのスキルを極め、専門性を深めていく道です。近年、技術専門職のキャリアパスを用意する企業は増えてきているものの、まだ明確な指針が確立されているとは言えません。 本書は、技術専門職としてのキャリア成長に必要な考え方やスキルを詳細に解説します。上級技術専門職に求められる役割、大局的な視点を持って自らの仕事に取り組む方法、大規模プロジェクトを成功に導く手法、自身の専門性を深めながらチームメンバーの成長を支援する方法を学びます。 技術専門職としてのキャリアを目指すエンジニア必携の一冊です。O'Reilly logoTanya Reilly 著、島田 浩二 訳 似たような本で『スタッフエンジニア - マネジメントを超えるリーダーシップ』と『エンジニアの

Ghost の Amazon リンクカードをなおす(1)

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『ヒルビリー・エレジー』、『教養としての金利』、『正しい家計管理』

いくつか本を読んだので感想を書いておく。 ヒルビリー・エレジー(J・D・ヴァンス著) Amazon.co.jp: ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~ (光文社未来ライブラリー) eBook : J・D・ヴァンス, 関根 光宏, 山田 文: KindleストアAmazon.co.jp: ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~ (光文社未来ライブラリー) eBook : J・D・ヴァンス, 関根 光宏, 山田 文: Kindleストアフォロー J・D・ヴァンスというアメリカ人が自分の生い立ちについて語った回想記。彼の故郷がアメリカの「ラストベルト」だったことが話題となり「アメリカの実情をかたる本」としてベストセラーとなった。その後は彼は上院議員になり、今やアメリカ合衆国の副大統領となった。 彼は高校を卒業し海兵隊に行き、州立大学を卒業後にイェール大学のロースクールを修了している。その後、